ワンダと巨像(PS4)のレビュー(評価)・感想

こちらは2005年10月27日に発売されたゲームのPS4版、ワンダと巨像Value Selectionの評価・感想になります。
独自に5つの項目を選んでそれぞれに☆マークでの評価、文章での評価・感想をつけています。

それではさっそくお話していきます!

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ストーリー

2.5

戦闘

3

システム

3

操作性

2

グラフィック、見た目、雰囲気

4

ストーリー

一人の少女を助けるため主人公のワンダは「古の地」に行きその地にいる巨像をすべて倒す。というお話です。

このゲームをしている中で言葉、会話は多くないのでプレイヤー自らが想像し、感じ取るような内容になっているため少しわかりづらいところがあります。

私はストーリーだけただ真っすぐに進めましたがワンダへの感情移入はほとんどありませんでした。最後の吸い込まれる所で吸い込まれるのやだなーと思うくらいです。

なぜワンダ少女を助けたいのか、というのはゲーム中に明らかになることもなくそこに重きを置いているのではないことはわかります。

実際その理由がないからということでプレイ中の気持ちでなにか変化があるということもありませんでした。

私は最後の結末だけが気になってしまい巨像を倒すのはただの作業になってしまいました。その結果あまりストーリーの流れを重視することができませんでした。私にとってストーリーはないようなものになってしまいました。

戦闘

戦闘はかなり独特ですね。このゲームの戦闘の基本はしがみ付いて剣で刺す。というものです。巨像によって倒し方、例えばしがみ付き方弱点部位が違うので飽きはないです。

周りの地形や巨像自体を利用して戦うのは観察して対応する必要があるのでひらめきなど発想が必要なので頭を使いました。うまく行動に移せたときは楽しいです。

あと、戦闘の評価は操作性と結構関係していると思うのですが、なかなか操作性が悪く戦闘ではいらいらするところもありました

剣を最大の引きにしてダメージを与えようとするところでぐらぐら揺らされて攻撃できないことが続いたり、ギミックがよくわからない(自分の理解力のなさを棚に上げる)、あとこれはシステムの面で詳しく書きますが、ヒントにより逆に惑わされて戦闘が長引く(自分の理解力のなさを棚に上げる)などなかなかすっきりとした戦闘はできません。

爽快感を楽しむゲームでないことはわかりますがだいたいの戦闘でぐだぐだして倒した後少しの疲労を感じるくらいでした。

ちなみにクリア後のデータを確認して一番戦闘に時間がかかったのはラスボスではなくラスボス手前の2個目の弱点が手のひらの巨像です。まさかのラスボスではない(笑)

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システム

星評価を2.5か3で迷いました。UIはすっきりしていていいと思います。ただ、プレイしていて結構わかりづらいところがあります。

私がわかりづらいな~と思ったのはまず、どこが登れるのか、です。

初めて上る草の壁も上ったはいいのですがどこが登り切れるポイントなのかわからず危うく詰みかけました(笑)
見た感じだと登れそうにない(ネズミ返しみたいな感じに見えた)ところが登れるなんて…。

あと登れそうなところが逆に登れないなどもう少しわかりやすかったら無駄にジャンプする必要はなかったのになと思います。
無駄に壁にジャンプし登れるかどうか確認したので。

そして弓の使い方です。これは改善したほうがいいです。弓はR1で構えますがこの操作説明がありません。ネットで検索したら弓 うてない 使い方 使えないなどが検索候補にでてくるのでわからないかた多いですよ。

先ほど戦闘面で少し書いたことですが、戦闘中おそらくプレイヤーの進行度でヒントが貰えるのですがこれが個人的に逆にギミックになりました。

たとえば高いところに上って…というヒントでこのエリアで高いところって橋だから橋に行くのかな?と思えばそこではなく巨像と同じくらいの高さのオブジェクトだったり、塔に上れというから塔っぽいところに行ったら結局そこには上れなかったし(実際の塔は塔というより支柱みたいに感じました)、ヒントに惑わされたことが多かったです。

操作性

悪いです。

特に馬の操作はリアルさを少しいれたのかもしれませんが、もう少しキュッと動いてほしいです。
ワンダもちょっとした段差で転びそうになったりそこにリアルっぽさを入れなくてもいい気がします。

カメラワークもふらついてやりづらいです。操作性がよくないとそればかりが気になってしまい雰囲気なども楽しめません。
とにかく思った以上にキュッキュッと動きません。

グラフィック、見た目、雰囲気

PS4版しかやったことがないのですが景色がきれいです。
オープニングに流れる映像もとてもきれいでわくわくする入りでした。

水の表現がきれいで透き通った水の中に魚が泳いでいておもわず、おー!魚がいるー!とちょっと興奮?しました!!

森に入ったときの虫の声、洞窟に入ったときに音が遠くなるなどその場その場の音と映像がしっかりリンクしていて入り込めました。

巨像を倒した時の黒いもやもやの線はなんだかきもちわるくて毎回逃げてました。
そういった表現は丁寧でした。

終わりに

キャッチコピーは「最後の一撃は、せつない」
知ってはいたのですが、とにかくやっと倒した終わった~~~!というのが強かったです。

操作性の面で大きく評価が下がってしまいました。
人喰いの大鷲トリコはプレイ済みでそのときも操作性が悪いな~と思っていたのですがそれ以上でした。

ここでトロフィーを見てみるとゲームクリアのトロフィー取得の数字が15.9%

低いと思いませんか?

この低さは操作性の悪さ、独特の戦闘の問題に直結していると思います。(私が最近クリアしたゲームクリアのトロフィー取得率 2020/08/28確認時 ゴーストオブツシマ 37.7%、ラストオブアスPart2 57.9%)

グラフィック等は良い感じなので操作性をもう少しプレイヤーにとって面倒に感じない程度になるともっと良くなると思います。

この操作性も含めてワンダと巨像だ、といわれればそれまでですが。中にはそういうクセが良い味になっているものもありますよね。

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